家に帰り、自分の部屋へと紗耶香を招く。
 別に、一般的高校生男子の部屋としては綺麗な方だと思うし、エロい
本とかを隠していたりするわけでもない。
 だと言うのに、俺は何故にこれ程までに緊張しているのか。男友達は
普通に呼んだりしているのに、やはりこれは彼女だからなのか。
 いや、無論、女の子だから、というのはあるだろう。けれど、実際問題
一番大きいのは、何よりも誰よりも、ここにいるのが“彼女”だから、なの
ではないかと思う。そして、その“彼女”と、これから……いわゆる、その、
そういう……事を……するという、事実が……あぁぁぁああ、もうっ!
 緊張をほぐそうと意識すればする程、逆に心臓が強く高鳴っていく。
 彼女はというと、やはり表情をほとんど変える事なく、俺が用意した
座布団に正座し、興味深げに俺の部屋を見回している。
 ……やっぱり意識してるのは俺だけか。
「ちょっと待っててくれ……その、何か、飲む物でも持ってくるから」
 このままだと、そういう事をいざしようとした時に、心臓麻痺でも起こして
しまいかねない。今の俺に必要なのは、心の準備だ。
 その為に、俺は台所から飲み物でも取って来ると言う理由をつけて、
一旦部屋から離れ、気持ちを落ち着かせようと思ったのだけが……。
「必要ない」
 部屋を出ようとした俺の服の裾を、彼女の腕が掴む。
「……でも、喉渇いたんじゃ」
「私は渇いていない」
「……俺は渇いたんだけど」
「私から出るジュースを飲め」
 今飲み物を飲んでたら、確実に吹き出していた自信があるね、俺は。
 毎度ながら、なんつうことを言いますかあなたは!
 だが、そう叫ぼうとした俺の口は、間抜けな形で固まった。
「あのまま、教室で抱いてもらうつもりだったから……」
 俺を止めた紗耶香は、だがしかし、自分自身を止める事はしなかった。
 俺の服を掴んでいる片手。もう片方の空いている手で、彼女は自分の
スカートの裾を、摘みあげていた。
「ここは、もう、こんなになっている」
 唖然とするしか、なかった。
 紗耶香の履いている純白の下着は、いまやその役目??要するに、
秘所を覆い隠すという役目??を全く果たしていなかった。
 水分をしとどに含み、うっすらとした茂みが完全に透けて見えている。
 何故にそんなに濡れたのか??これは無論、考えるまでもない。
「……興奮、してるのか?」
「その通りだ。教室で、和明に好きだと言ってもらった時から、
 溢れて止まらない。もう、下着から染み出て地面に垂れそうだ」
 表情は、少しだけ、ほんの少しだけ赤くなっている以外に変化は無い。
 だが、それよりも何よりも、紗耶香の大事なところが、そこから、今もまだ
溢れ出続けている愛液こそが、彼女の感情を如実に物語っていた。
「女は、興奮すると濡れる……そうだったな?」
「そう、だけど……」
 かつて教えたその事実を、まさかこんな形で俺自身確認する事になるなんて。
「恋人として……責任を持って、この愛液を飲んでくれ。多分、美味いぞ」
 そうか……そうだよな。責任は、取らなきゃ、だよな。
「紗耶香」
 俺は、紗耶香の身体を抱きしめ、そのまま抱えあげた。
「……」
 少しだけ、紗耶香の頬に差す朱が増した。
「いいんだよ、な?」
 最後の確認。答えは聞くまでもないけれど、それでも、俺はそう聞いた。
「んっ」
 紗耶香は、言葉では応えず、俺に頬寄せ口付ける事で応えてくれた。
「……優しく、するから」
 俺の言葉にコクリと頷き、紗耶香は瞳を閉じ、俺の腕に身をゆだねた。
 その彼女の小さな身体を、俺はベッドに横たえた。

 そのまま覆いかぶさることはせず、まずは責任を果たす事にする。
 つまり、紗耶香の股間に顔を寄せ??
「うわ」
 ??俺は、思わず声を漏らした。
 紗耶香のそこは、遠目から見てもうっすらとした茂みが見えていた
のだが、間近で見ると茂みどころか、小さな筋が開きかけているのまで、
はっきりと確認する事ができた。
 ……これは、何というか……エロい。
「脱がしても……いいんだよな?」
 紗耶香はこくりと頷く。
 すぐさま、俺の手はパンツへと伸びた。……俺も大概エロいかも。
 両脇に手をかけ、引き下ろす。分泌された水分で股間に張り付いていた
基底部が、にちゅ、というやや粘り気を含んだ音と共に外れ……紗耶香の
大事な部分の全てが、露わになった。
「……」
 声を漏らす事も無く、俺はただただ目の前の光景に見惚れた。
 興奮の為か、紗耶香の大事な部分は僅かに口を開き、微かに震えていた。
 中までは見えないが、震える度にその口からは涎が垂れ、その様はまるで
俺に早く飲んでくれとせがむかのようだった。
「……じゃあ、紗耶香」
 見れば、紗耶香はまだ瞳を閉じたままだ。頬の朱も、心なしか深い赤に
なっているような気がする。……まあ、そりゃ、全裸になったら恥ずかしい
んだから、全裸に等しい今の状況は恥ずかしいよな。
 だから、俺は一言だけ言って、紗耶香のそこに口をつけた。
「いただきます」
「ひぁっ!?」
 紗耶香の口から、今まで聞いた事の無いような声が、漏れた。
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