「????んっ、んっ、ん、ちゅッ」
 こういうときに考え事をするのは本当ならいけないことだろう。
 でも、つい先日まで童貞だった身としては目の前の光景はあまりにも日常から離れている。
「はぁっ、…………ちゅぷ、ちゅぷ、ぢゅぷっ!」
 俺は知らなかったし、とてもローカルな範囲での話だけど、彼女はとても有名人だったらしい。
 その美貌と見劣りしない性格。
 数多の男からのアプローチを千切っては投げ、千切っては投げていた彼女は、本当にどういう訳か
俺を恋人にした。たまたま出会った先輩とたまたま恋に落ち、たまたま結ばれた…………なんて
ロマンチックに考えてた俺の想像をはるかに超えるほど、俺という存在は怨みを買っているらしい。
「れろッ????ふふ、本当にこらえ性のない奴だ、君は」
 生まれて初めて恋人ができた! なんて浮かれムードも吹き飛ぶほど、俺の生活は激変した。
 品のないことを言えば、性活も激変した。
「まずは手でイかせてやろうか……?」

 知っているだろうか。本来は電気コードなどの配線を束ねるために使う“結束バンド”が、
両手親指を縛るだけで簡易手錠に早変わりするなんて。俺は身をもって体験するまで知らなかった。
 知らないついでにもう一つ、俺はどうやらマゾらしい。

「さあイけ、今日だけで5発目だというのにまったく君は浅ましい!」
 ぐじゅじゅじゅじゅ! と思い切り性器を擦られる。先ほどまで咥えていた彼女の唾液と
先走りで潤滑はとてもスムーズになっていた。
「ほら、もうイクだろう? どれだけ君が堪えたところで、ビクビクうねって、あっという間に
精子を吐き出すだらしないアソコなんだから????!」
「あぐっ……!」

 …………こんな調子でほぼ毎日。
 拘束され、時には目隠しされ、あっという間に彼女に調教されていった。
 因みに今も結束バンドは大活躍中だ。本来の用途から外れてるけど。

「本当に君はイヤらしい子だな。こんなに出して、私の手を汚して……」
「ごめん、なさい」
「怒ってなどいない。むしろ嬉しいくらいだ、こんなに君が変態で」

 全くもって、一ミリたりとも想像できなかった世界だというのに、
これが愛情表現であると確信している自分が解らない。カラダで解ってるんだろうか。

「今度は私の番だ。舐めろ」
 彼女は仰向けになっている俺に無造作にまたがり、眼前に女性器を突き出してきた。
 ゆっくり、慎重に舌を出してその周辺をなぞっていく。
「そう……教えたとおりだ。んッ、気持ちいい」
 愛おしい人に優しく口づけするように???なんて教わったかどうか、もう記憶にないけど
身体はしっかりと手順を覚えている。そしてこれだけの行為で興奮を取り戻す俺。
「あん、あ、ん、んんっ、そうだよ、上手だ、んっっくぅ、偉いぞ」
 ぐいぐい押しつけられて息苦しいはずなのに、この匂いと、状況に興奮が止まらない。
 丹念に、溢れる愛液を一滴たりともこぼさないように舌を動かす。
「はぁぁ、ん、あん、あっ、ほんとに、上手になった、あッッ……!」
 もう立派に彼女のペットなんだろう、褒められただけで脳内麻薬が半端ない。
 もっと欲しい???! と思った瞬間、彼女は立ちあがりくるりと振り返ると、

「はぁー…………っ、でも、誰がもう一度勃てて良いと言ったんだ?」

 ぐい、とすっかり元気になったアレを踏みつけてきた。
 どうしよう。目線の先には形のいいお尻が、俺のアソコを踏むのでふるふる揺れて、
肝心のソコは足の刺激でとろけるくらい気持ちよくて、
「私のアソコを舐めるのにそれが必要なのか? 少しは我慢というものを覚えたらどうだ、
こうして踏まれているのにまた悦んで。どれだけこらえ性がないんだ、君は!」
 ???また、ぐっっっと踏まれた。
 ぐにぐにぐにぐに、とリズムよく踏まれ続けて、本当にどうしよう、俺マゾにもほどがある。
 イタイ、普通これだけ踏まれれば痛いはずなのにたまらなく気持ちいい。

「本当に、どうしようもないのは私だけかと思っていたのに」

 …………あ。

「君がこんなだから、どんどんエスカレートして……気持ちいいんだろう?
変態め、足でイクなんて真正のドMだな君は。ほら、また我慢できないってピクピクして」
 今、一度も聞いたことがない言葉が。
「一生私から離れられない身体にしてやる。ほら、私の足は気持ちいいか、こんな風に恋人に
アソコを踏まれて、それでも悦ぶこの変態が!」
 一瞬何か考えそうになって、カラダの感覚に全て流された。
 あっという間に昂り、グッと強く踏み込まれて限界に達し、今度は足を汚してしまった。
 次は怒られるかもしれない。

「……ふふ、早漏絶倫チンポの変態ドM君。
私たちは、この世界を探しつくしてももう見つけられない、ベストパートナーだと思わないか?」

予想に反した彼女の言葉に驚いていると、彼女は自分の性器を片手で少し拡げてみせる。
 ??とろり、と愛液が溢れて足を伝っていった。
「今日の昂りは納まる気配がないんだ。まだまだいけるな?」
 その表情だけで何度でも。



 夜はまだ、続く。

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